1Zpresso K-Ultraを2年使い倒した本音レビュー：プロ級の味を自宅で実現

コーヒー好きなら誰もが一度は悩む「ミル選び」。私も数千円のカリタのミルを使っていた頃は、挽きムラや時間のかかる作業に悩まされていました。せっかく良い豆を買っても、ミルのせいで本来の味を引き出せない…そんなもどかしさを感じていた私が、1Zpresso K-Ultraに出会って2年以上。今回は、実際に使い倒してわかった本音をお伝えします。

1Zpresso K-Ultraとは？基本スペックを確認

まずは簡単にK-Ultraのスペックをおさらいしましょう。

• 重量: 約700g
• 挽き量: 35-40g（一度に挽ける量）
• 刃: 7角形コニカルバー（Kバー）
• 調整機構: 1回転100クリック（1クリック20ミクロン）
• 材質: ステンレススチール、アルミ合金、木材
• 価格: 約$259（日本円で約3.8万円）

正直な話、決して安い買い物ではありません。でも、2年使った今なら断言できます。この投資は間違いなく価値があります。

挽き心地の良さは別格

以前使っていたカリタのミルと比べて、まず驚いたのが挽き心地のスムーズさです。豆を入れてハンドルを回すと、「サクサク」という小気味良い音とともに、ほとんど力を入れずに挽けていきます。

特に感動したのが、硬めの浅煎り豆でも楽に挽けること。以前のミルでは腕が疲れるほど力が必要だった豆も、K-Ultraなら朝の寝ぼけた状態でも問題なく挽けます。

味の違いは素人でもわかるレベル

本音を言うと、ミルを変えただけでそんなに味が変わるのか半信半疑でした。でも、K-Ultraで初めて挽いたコーヒーを飲んだ瞬間、**「これは別物だ」**と確信しました。

挽き目の均一性が高いため、抽出が安定し、雑味が少なくクリアな味わいに。同じ豆とは思えないほど、甘みや酸味、香りが際立つようになりました。コーヒーの味に詳しくない私でも、はっきりと違いを感じられるレベルです。

挽き目調整の使い勝手が抜群

K-Ultraの大きな特徴の一つが、分解せずに挽き目を調整できる外部調整機構です。本体下部のダイヤルを回すだけで、エスプレッソ用の極細挽きからフレンチプレス用の粗挽きまで、1クリック20ミクロンという細かさで調整可能。

私は普段、ハンドドリップ用に60-70クリックあたりで使っていますが、豆の種類や気分によって微調整できるのがかなり便利です。

2年使ってもビクともしない耐久性

2年以上、ほぼ毎日使っていますが、壊れる気配は全くありません。刃の切れ味も落ちることなく、初日と変わらない挽き心地を保っています。

メンテナンスも簡単で、付属のブラシとブロワーで月に1回程度掃除するだけ。分解も工具不要でできるため、年に数回は完全に分解して洗浄していますが、シンプルな構造なので15分もあれば終わります。

コマンダンテとの比較

実は、コマンダンテのミルも所持していますが、使い勝手を考えるとK-Ultraの方が好みです。コマンダンテも素晴らしいミルですが、やはり挽くのに時間がかかるのと、本体の剛性はK-Ultraの方が上に感じます。

デザイン面では好みが分かれるところですが、K-Ultraの無骨で機能美あふれる外観は、キッチンに置いているだけで絵になります。

コマンダンテ MK4の詳細レビューもチェック

実際にコマンダンテ MK4を使用した詳細レビューも書いています。K-Ultraとは異なる魅力を持つ高級ミルの世界を、両方使ってみた経験から比較しています。

購入を検討している人へのアドバイス

K-Ultraは確かに高価ですが、以下のような人には強くおすすめできます：

• 毎日コーヒーを飲む習慣がある
• 良い豆を買っているのに味に満足できない
• 長く使える良いものを求めている
• 複数の抽出方法を楽しみたい

逆に、週に数回しかコーヒーを飲まない人や、インスタントコーヒーで十分という人には、オーバースペックかもしれません。

まとめ：買って後悔しない逸品

2年以上使い続けた結論として、1Zpresso K-Ultraは買って後悔しない逸品です。確かに初期投資は大きいですが、毎日のコーヒータイムが格段に豊かになることを考えれば、十分に元は取れます。

特に、今まで数千円のミルを使っていた人がK-Ultraに変えると、コーヒーの世界観が変わるくらいのインパクトがあります。私のように「もっと早く買えばよかった」と思うこと間違いなしです。

良いコーヒーミルは、コーヒーライフを確実に豊かにしてくれます。もし購入を迷っているなら、思い切って投資してみることをおすすめします。きっと、毎朝のコーヒータイムが特別な時間になるはずです。