ロジクール MX ERGOを7年使い続けた本音レビュー:トラックボールマウスの真価
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ロジクール MX ERGOを7年使い続けた本音レビュー:トラックボールマウスの真価

ロジクールのトラックボールマウスMX ERGOを7年間使い続けた経験から、その耐久性、使い心地、疲労軽減効果を詳しくレビュー。最新モデルMX ERGO Sとの比較も含めて、購入を検討している方に向けて解説します。


7年間、毎日8時間以上使い続けたトラックボールマウス

プログラマーとして毎日長時間PCに向き合う私が、ロジクールのMX ERGOを使い始めてから早7年。正直な話、これほど長く使い続けるとは思っていませんでした。

購入当時はmicroUSB充電だったモデルを今も現役で使用していますが、驚くべきことに不具合は一度も発生していません。この耐久性だけでも、初期投資の価値は十分にあったと感じています。

MX ERGOの基本スペックと特徴

MX ERGOは、ロジクールが提供する高級トラックボールマウスです。主な特徴として:

  • 35mmの大型トラックボール:精密な操作が可能な高性能光学センサー搭載
  • 角度調整機能:0度と20度の2段階で調整可能
  • 8つのプログラマブルボタン:カスタマイズ次第で作業効率が大幅に向上
  • 複数デバイス対応:最大2台のデバイスをボタン一つで切り替え
  • 長寿命バッテリー:フル充電で最大4ヶ月使用可能

特に注目すべきは、前腕筋の緊張を27%軽減するというエルゴノミクスデザイン。これは毎日の使用で実感できる大きなメリットです。

トラックボールの使い心地:慣れれば手放せない

最初の1週間は、正直言って「これ本当に使いこなせるのか」と不安でした。カーソルが思うように動かず、細かい作業では苦戦することも。

しかし2週間を過ぎた頃から、親指の動きが自然になり、カーソル移動の精度も向上。今では通常のマウスよりも正確な操作ができるようになりました。特にデュアルモニター環境では、手首を動かさずに広範囲をカバーできる利点が際立ちます。

長時間使用での疲労軽減効果は本物

最も実感しているのが、手首と腕の疲労軽減効果です。通常のマウスを使っていた頃は、夕方になると手首に鈍い痛みを感じることが多かったのですが、MX ERGOに変えてからはその症状がほぼ消えました。

20度の傾斜をつけることで、より自然な手の配置になり、8時間以上の作業でも疲れを感じにくくなっています。メルカリなどで販売されている追加の傾斜アイテムを使えば、さらに快適性を高めることも可能です。

7年間のメンテナンスと耐久性

トラックボールマウスで避けられないのがメンテナンス。ボールの下にほこりが溜まると動きが悪くなるため、2週間に1度程度の掃除が必要です。

やり方は簡単で、ボールを取り出して軽く拭き、本体側のセンサー部分を綿棒で清掃するだけ。この作業に慣れれば1分もかかりません。

クリック感も7年経った今でも変わらず、誤クリックもほとんど発生していません。この耐久性を考えると、価格の高さも納得できます。

最新モデルMX ERGO Sとの比較

2024年9月に発売された新モデル「MX ERGO S」では、いくつかの改良が施されています:

  • USB-C充電対応:ついに待望のUSB-C化
  • 静音クリック:80%のノイズカット
  • Logi Bolt対応:より安定した接続

価格は19,580円(税込)と旧モデルより若干高めですが、静音性を重視する方や、USB-C統一環境を構築している方には新モデルがおすすめです。

購入を検討している方へのアドバイス

MX ERGOは確かに高価ですが、以下のような方には強くおすすめします:

  • 長時間PC作業をする方:疲労軽減効果は価格以上の価値
  • デスクスペースが限られている方:マウス本体を動かす必要がない
  • 複数デバイスを使う方:スムーズな切り替えで作業効率UP

一方で、ゲーミング用途や、頻繁に持ち運ぶ必要がある方には向きません。また、高速スクロール機能がないのも、大量のデータを扱う方には不便かもしれません。

まとめ:7年使って分かった本当の価値

MX ERGOを7年間使い続けて感じるのは、「良いものは長く使える」という基本的な真理です。初期投資は高額でしたが、年間コストで考えれば十分にペイしています。

何より、手首や腕の健康を守りながら快適に作業できることの価値は、金額では測れません。トラックボールマウスの購入を迷っている方は、ぜひ一度試してみることをおすすめします。最初の2週間を乗り越えれば、きっと手放せなくなるはずです。

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