Audioengine A2+を2年使ってわかった本当の実力|コンパクトスピーカーの新定番
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Audioengine A2+を2年使ってわかった本当の実力|コンパクトスピーカーの新定番

デスクトップスピーカーの定番、Audioengine A2+を2年以上使い続けてのレビュー。ミニマムなデザインと高音質を両立した、長く使える本格派スピーカーの魅力を解説します。


デスク周りをすっきりさせたい。でも音質は妥協したくない。そんな相反する願いを叶えてくれるスピーカーを探して、たどり着いたのがAudioengine A2+でした。購入から2年以上が経過した今、このコンパクトスピーカーの実力と長期使用での満足度をお伝えします。

Audioengine A2+とは

Audioengine A2+は、アメリカで最も有名なコンパクトデスクトップスピーカーの一つです。わずか10cm×15cm×13cmという手のひらサイズでありながら、しっかりとした出力を持つ本格派。この価格帯では珍しい高品質な素材が使われています。

2025年には「A2+ Next Gen」が登場し、最新のBluetooth 5.3に対応。高音質なワイヤレス接続が可能になりました。USB-C接続も可能になり、より現代的な仕様へと進化しました。

2年使って感じる音質の良さ

正直な話、最初に音を出した瞬間は驚きました。このサイズから出る音とは思えないほど、低音がしっかりと響きます。かといって低音が強すぎるわけではなく、中高音域とのバランスが絶妙です。

特に気に入っているのは、自然な音質です。ジャズもロックもクラシックも、どんなジャンルでもそのままの音で聴かせてくれます。長時間聴いていても疲れない、本当に聴きやすい音です。

やはり低音をさらに充実させたい場合は、別売りのサブウーファーを追加することも可能です。Audioengine純正のS8サブウーファーを追加すれば、より迫力のあるサウンドを楽しめます。

デザインと設置性の高さ

デザインがとても洗練されています。シンプルで無駄がない外観は、どんなデスク環境にも自然に馴染みます。私はブラックを使っていますが、ホワイトも明るいデスクに良く合います。

現行モデルでは、標準色のブラック、ホワイトに加えて、レッドも選べます。さらに2025年限定で登場したグリーンは、落ち着いた色合いで人気が高いようです。限定生産のため、気になる方は早めのチェックをおすすめします。

コンパクトさも大きな魅力です。デスクの限られたスペースでも問題なく設置でき、作業の邪魔になりません。やはり、別売りの角度調整スタンドを使うと、音の広がりがより良くなるのでおすすめです。

接続性と使い勝手

Bluetooth 5.0対応で、高音質なワイヤレス接続が可能です。接続は本当に安定していて、2年間使って音切れに悩まされたことはほとんどありません。有線接続も可能なので、より高音質で聴きたい場面では3.5mmケーブルで接続しています。

ただし、私が使用している旧モデルはUSB接続が古いタイプのmicroUSBなのが少し残念なポイント。最近の機器で一般的なUSB-Cとは違うため、ケーブルを別途用意する必要があります。

最新のA2+ Next Genでは、ブラック、ホワイト、グリーンモデルが新しいUSB-Cケーブルに対応しています(レッドは現時点ではまだ旧タイプ)。これから購入する方は、USB-C対応モデルを選ぶことで、ケーブル管理がラクになります。

耐久性とサポート体制

実は一度、不注意でケーブル端子を壊してしまったことがあります。このとき、日本の正規代理店であるKOPEKのサポートに連絡したところ、非常に迅速かつ丁寧に対応してもらえました。海外製品でも安心して使える、これは大きなメリットです。

2年以上使っていますが、音質の劣化は全く感じません。毎日数時間は使用している状況でも、購入時と変わらないクオリティを保っています。

まとめ:価格以上の価値がある

約4万円という価格は決して安くありません。しかし、音質、デザイン、耐久性、サポート体制を総合的に考えると、かなりコストパフォーマンスは高いと感じています。

別売りの角度調整スタンドを使用することで、スピーカーの向きを最適化できます。実際、私もスタンドを導入してから、音がより立体的に聞こえるようになりました。

コンパクトで高音質なスピーカーを探している方、デスク周りをすっきりさせたい方には、自信を持っておすすめできる製品です。長く使える相棒として、きっと満足できるはずです。

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